







サカナの基本形
アヤメの基本形
鶴の基本形
四鶴
鶴ドラゴン
ブタの基本形
小鳥の基本形
座布団小鳥
大きいカドの数:2
小さいカドの数:2
大きいカドの数:5
小さいカドの数:4
大きいカドの数:4
小さいカドの数:1
大きいカドの数:9
小さいカドの数:4
大きいカドの数:4
小さいカドの数:4
カドの数:6
大きいカドの数:1
小さいカドの数:3
大きいカドの数:1
小さいカドの数:3
基本形一覧
図10 条件1-3を満たす成功例


図8 条件1,2を満たす正解例
図9 条件1,2を満たすが失敗例

図7 条件1を満たすが失敗例

図2 正方形の横分子
図1 鶴の基本形とその横分子






図6 3マスカドと分子
図5 2マスカドと分子
図4 1マスカドと分子
横分子とは
横分子とはカドの付け根をカドに対し垂直方向にぶった切った場合にできる分子です(図1)。
横分子はカドが使用している紙の部分そのものである。
つまり必要な大きさの横分子を配置して、川崎定理、前川定理を満たすように展開図を作っていけば、任意の数と大きさのカドを作り出すことができます。
川崎定理、前川定理とは平面に畳める展開図の条件を示しています。
これらの条件を満たさないと平面に折りたためません。
しかし、横分子の形は様々であり、これらを折り畳めるように配置することは非常に難しいです。
そこで使われる方法が横分子蛇腹法です。
横分子蛇腹法とは創作法の一つで、蛇腹折りを用い「好きな大きさのカドを好きなだけ折りだす」ための理論で、とても便利な創作法です。横分子蛇腹法を使いこなすには、まず円領域と横分子を学びましょう。
円領域についてはこちらをご覧ください。
横分子蛇腹法での横分子
横分子蛇腹法は横分子の形を制限することで横分子の配置をしやすくする方法です。
では、その形は何かというと、正方形です。
正方形の横分子は図2の通り非常にシンプルです。
この分子をこれから説明する4つの条件を満たすように配置することで、川崎定理、前川定理を満たし、任意の数と大きさのカドを作り出せるようにしていきます。
条件1 蛇腹のグリッドに合わせよう
横分子蛇腹法は文字通り、横分子と蛇腹を組み合わせた方法です。
しかし、ここでいう蛇腹とはただ平行に山折りと谷折りをつけただけのものではなく、グリッドになるように折り筋をつけることです。
横分子蛇腹法では基本的に図3のように縦と横に正方形のマス目になるように蛇腹を折る必要があります。
そして正方形の分子をグリッドに合わせて配置します。
ここで、横分子の例をいくつか見てみましょう。
まず、最小の1マスの大きさのカドは2×2マスの分子になります(図4)。
次に2マスのカドは4×4マスの分子になります(図5)。
さらに3マスのカドは6×6マスの分子になります(図6)。
4マスのカドも、5マスのカドも同様に分子が大きくなっていきます。
このようにグリッドに合わせた正方形の分子をグリッドに合わせて展開図に配置することが、一つ目の条件です。
条件2 45度線を繋げよう
では具体例を用いて展開図を作ってみましょう。
4×4マスの蛇腹(グリッド)から2マスカドを2つ、1マスカドを2つ折るための展開図を考えていきます。
そこで条件1を使い、図7のような展開図を作りました。
ちなみに横分子は円領域と同様に中心さえ入っていればよいので、図7のように一部はみ出していてもOK。
さて、この展開図は折れるでしょうか。実際折ってみると分かりますが、折れません。
なぜなら45度線が途中で途切れているからです。
45度線とは横分子蛇腹法では、蛇腹に対して45度の角度になる線のことです。
この45度線が繋がるように配置すると図8になります。
つまり、横分子から出てくる45度線を紙の端まで繋げるか、環状に繋げなくてはなりません。
このとき条件4を満たせば分子以外の部分でどのように繋げても構いません。
条件3 カドの中心を谷折りと谷折りの交点に合わせる
条件2の例で、図9のような展開図も考えられると思います。
45度線は全て繋がっています。
しかし、図9の展開図は折れません。
なぜかというと、分子の中心が谷折りと谷折りの交点になっていないからです。
図9では1マスカドの中心が山折りと山折りの交点になっています。
これでは前川定理が満たせず、折れません。
実は横分子の中心は谷折りと谷折りの交点に限定されてしまうのです。
ちなみに山折りと山折りの交点は裏から見ると谷折りと谷折りの交点になり、裏側にカドを折りだせます(図10)。
このときカドが裏面の色になるので注意。
逆に言えばインサイドアウトを使う場合はこの技術も存分に活用しましょう。
分子の端では45度線を曲げる
最後の条件は少しややこしいです。
やはり条件2の例を考えてみましょう。
図11は条件1~3をすべて満たしています。
しかし、2マスカドが2つ、1マスカドが2つになりません。
よく見ると分かりますが、2マスカドが4つできてしまいます。
2マスカドは段折りで1マスカドにできますが、これでは分厚くなってしまったり、新たに糊付けが必要になったりと欠点も多いです。
そこで、カドは必要以上に大きくしないために次の条件を満たしましょう。
45度線を分子の端で曲げるということです。
45度線を曲げずに伸ばすと、他の分子にぶつからない限りカド(分子)が大きくなる、または帯領域ができてしまいます。
図12では45度線が分子の端で全て曲がっています(1マスカドが3つになってしまいましたが)。
横分子蛇腹法
