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 基本形の一覧や、理論などのまとめ

・様々な動物の足を作ろう!

 動物を題材とした折り紙作品が多くあると思いますが、足の形は動物によって様々です。

多くは折り図に描いてある通りに折ればよいですが、展開図折り創作の際に役立つと思います。

ここでは恐竜、鳥、哺乳類、昆虫の足を紹介します。

恐竜の足
尻尾
半分に折る
さらに半分に折る
上部先端を裏側へ折る
カドを細くする
尻尾側に折り返す
拡大
二段中割り折り
まず、一回目の中割り折り
そして二回目の中割り折り

 二段中割り折りはその名の通り中割り折りを二回行います。

中割り折りやかぶせ折りでは紙の淵が不自然に出てしまいます。そこで二段中割り折りをすることで自然な関節部になります。

​足先も二段中割り折りで行うとGOODだと思います。

完成!
先端をかぶせ折り
二段中割り折りでもよい
拡大

 人間とは違いかかとから先が長いため関節が一つ多いように見えるのが特徴。​

また一部の草食恐竜では異なる形状をしているので注意。

馬などにも応用できます。

鳥の足
斜めに段折り
先端を細くする

 段折りをし、足先を細くします。

これは「段折りでくびれさせよう」の項で説明した部分と同じです。

​さらに細くする
二段中割り折り
拡大

 鳥の足は人間と異なり一つ目の関節が逆に曲がります(第一関節が体に埋まって見えないため)。

完成!
​​哺乳類の足
半分に折る
裏返す
裏返す
一枚広げる
​立体的になる
段折り(立体化の項を参照)
細くする
段折り、または二段中割り折り
完成!

 この折りは熊やカバ、ネズミ、または座った状態の犬や猫などに使えます。

これら哺乳類の足は太く短いため、立体的に折ることが重要です。

また哺乳類は種によってもポーズによっても形が大きく異なるので、題材の哺乳類の形をよく観察して折りましょう。

​昆虫の足
半分に折る
さらに半分に折る
中割り折り
上部の一枚を折り上げる
途中図1
​途中図2
反対側と同様に折る
裏返す
上下反転
一枚だけ折りあげる
半分の細さにつまみ折り
二段中割り折り
拡大
途中図
両側でかぶせ折り
縮小
中脚も前脚と同様に折っていく
後ろ脚も同様
裏返す
最後にへこませて立体化する。

 昆虫の場合細い脚と節が特徴になります。

最後のへこませる工程で足の細さと節のふくらみが表現できます。

また、昆虫の場合ほとんどは上から見て、前足が前向きなのに対し、中足と後ろ足は後ろ向きです。

これらのことに注意すれば、他の生物より容易に足が表現できます。

また、足の数は異なりますが他の節足動物にも使えます。

完成!!

 以上が主な「折り」による仕上げの例です。

このほかにも糊付け針金を仕込むニスや銀粉を塗るなどの仕上げがあります。

満足できる作品になるように仕上げ方を工夫してみましょう!

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