折り紙初心者のための手ほどき
折り図(折り方の本)を見て折れない人向け
折り紙中級者のための手ほどき
折り図を見て折れるが、うまく仕上がらない人向け
折り紙上級者のための手ほどき
展開図折りや創作を始めたい人向け
折り紙上級者のための手ほどき
創作を始めたい人向け
折り紙創作者者のための手ほどき
本格的に創作を始めたい人向け
基本形の一覧や、理論などのまとめ
展開図折りに挑戦してみよう
展開図折りに挑戦
山谷ついた展開図が
おすすめ
折ったことのある作品に挑戦しよう
展開図折りはできたでしょうか、できる方は問題ありませんがもちろん「いきなりできるかっ!」ていう方もいると思います。
出来なかった方はまずは一度折ったことのある作品を展開図折りしてみましょう。
今回はおそらくみなさん折ったことのある「鶴」を展開図折りしてみます。
・まずは折り筋をつけよう
展開図折りする場合まず何をするかというと、
ずばり、折り筋をつけます。
何事も折り筋をつけないと始まらないのです。
そこで右図の展開図の通りに折り筋をつけてみましょう。
赤:山折り
青:谷折り
・折り筋の付け方がわからない方は…
折り筋をつけてみましょう、と言いましたが、図の通りにできたでしょうか。
できないという方は右の図をプリントして、折ってみましょう!
・プリントせずに折るには
展開図を作図で描いてみる
展開図の通りに折り筋をつけるには、次の4つの方法を把握することです。
まず角の二等分線。
2本の線やを合わせるように折る。
最も基本的な折り筋の付け方で、紙の淵に合わせて折る、などはこの操作である。展開図折りでは段折りを使わなければならない場合が多い。
次に垂直二等分線
これも基本的な折り筋の付け方。紙の角と点を合わせて折る、のはこの操作。展開図折りでは紙の角を点に合わせる他、段折りのように折る場合もある。
次にある点を通る垂線。
こちらは同じ直線を重ねるように折ります。ある点から垂線を引くことも出来る。
最後に点と点を結ぶ線です。
折り紙ではこの折り筋の付け方が難しく、間違えやすい。どの点同士を結ぶか鉛筆等で印を付けておくのがよい。
これら4つが基本的な折り筋の付け方です。
ここまでで気付いた方も居るかもしれません。
そう!これらは全て作図と同じなのです。
折り筋の付け方、順番がわからない場合はまず作図で展開図が描けるか試してみましょう。
角の二等分(1)
角の二等分(2)
垂直二等分
ある点を通る垂線
点と点を結ぶ
折りたたむには
折り筋がすべてつけ終われば次はいよいよ折りたたんでいきます。
折り図では明確に折り方や順番が示されていました。
展開図折りでは好きに折ってもらってかまいませんが、やはり折りやすい順番というものがあります。
それは難しい部分から折るというものです。
つまり、最も折りにくい紙の中央部分から折り始めることが大事です。
折り図でも多くは中央部分から折り始めています。
今回鶴では中央(背中部分)のカドから折り始めましょう。
後は折り筋の通りに折りたたんでいくのみです。
ここから折る
仕上げ
ここまでで鶴の基本形が出来上がっていると思います。
実は展開図ではここまでの情報しかありません。
したがってここからは完成写真を見ながら、近づけていくという工程になります。
全く同じにすることは難しいですが、ある程度同じになれば大丈夫です(本物より良くなるかも?)。
鶴の基本形には大きいカドが4つと小さいカドが1つあります。
これらのカドが完成品のどの部分にあたるのか、それぞれ決めていきます。
今回は展開図にそれぞれの部位を示したのでこれを参考にしてください。
あとは写真をよく見てどこを折り返しているのか、頭の大きさはどれくらいか、などを判断し折って下さい。
具体的な折り方に関しては基本の折り方と仕上げをご覧ください。
できなければ折り図なども参考にして折りましょう。
羽
頭or尻尾
背中
頭or尻尾
羽
展開図ではここまで
ここからは写真
を見て仕上げる
22.5度系の展開図折りをしよう
トビウオ
胸ビレ
頭
胸ビレ
腹ビレ
背ビレ
腹ビレ
尾ビレ
尾ビレ
展開図を折りたたんだ図
折り筋をつけた後は折り筋の通りに折れば畳めるはずなので、何度かチャレンジしてみましょう。
仕上げに関してははっきりとわからないのが普通です。
無理やりでもよいので完成に近づけましょう。
蛇腹系の展開図折りをしよう
横分子蛇腹法を使った作品の展開図折りは他とは少々異なり、まず縦横(または各対角線)にn等分の蛇腹を折る必要があります。
そして、できたマス目に沿って折り筋をつけていきます。
折り筋の段階で非常に間違えやすいので注意しましょう。
今回のトカゲは16等分なので、まず縦横に16等分の蛇腹を折ってから始めます。
トカゲ
まず16等分する
前足
頭
前足
後ろ足
尻尾
後ろ足
アレンジをしてみよう
様々な作品を折り、展開図折りをしてきたであろう皆さん!
そろそろ既存作品だけでなく自分でオリジナルの作品を創作してみたいとお思いかもしれません。
しかし、何から手を付けていいかわからないと思います。
では創作の手始めに既存作品のアレンジをしてみましょう。
例えば「仕上げ」の項で示した折り方を伝承作品に加えてみる、
二つの伝承作品を組み合わせてみる、
またはこの後説明する付加をして仕上げる、
など様々なアレンジがあります。
様々な仕上げを実際行ってみて学びましょう。
羽を段折りした鶴
蛇腹を付加した鶴
奴さんと鶴の
フュージョン
ドラゴンをアレンジしてみよう
ここでアレンジの一例を紹介します。
ぜひ一緒に折ってみてください。
一般的な長い首と尻尾、大きな羽、手足が4本のドラゴンを作ってみたいと思います。
まず、鶴ドラゴンと呼ばれる基本形を折ってみます。
この基本形には頭、尻尾、羽二枚を作るための大きなカドが4つと、手足を作るための小さいカドが4つあります。
これらをパーツごとにいろんなパターンで仕上げていきたいと思います。
自分で好きなパーツを選んでオリジナルのドラゴンを
作り上げてみましょう。
執筆中
鶴ドラゴンの基本形を折ろう
まず、鶴ドラゴンの基本形を折ります。展開図を示しますので、展開図折りで折ってみてください。展開図は対角線16等分です。展開図折りのやり方が分からない場合はこちらを見てください。
骨格を決めよう
まず、四足歩行型か、二足歩行型かを選びます。
四足歩行型では頭から尻尾にかけて一直線になっています。
二足歩行型は頭と胴体に対し尻尾が曲がっています。好きなほうを選んで折ってみましょう。
翼を折ろう
次に翼を折ります。蛇腹になっている部分を開き、つぶすことで翼を作ります。ここでは3種類の折り方を示します。好きに選んで折って下さい。それぞれかなり印象が違うと思います。
尻尾を折ろう
次に尻尾を折ります。尻尾はシンプルな形状ですが、少し手を加えるだけでかなりリアルな仕上がりになります。ここでは3種類の折り方を示します。
頭を折ろう
最後に頭を折ります。ドラゴンの特徴が表れやすい部分です。3種類の折り方を示します。お好きのものをどうぞ。